赤ちゃんのけが…何科を受診する?

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赤ちゃんはまだ激しい動きができないため、大きなけがはしないだろう…と安心してはいけません。
寝返りができるようになった時点から、転落事故を始めとした様々な事故そしてケガが起きる可能性が急増します。上に兄姉がいる場合は、さらに思わぬ事故に遭う危険性が増えます。事故が起きる時は、ほんの一瞬目を離した時に限って起きるものです。

「赤ちゃんから目を離さない」ことは基本であり、大切なことであるのは皆さん十分承知のこととは思いますが、四六時中赤ちゃんの全ての行動を、目を離さずにいることはほぼ不可能です。

では、万が一赤ちゃんがけがをした場合は、どうしたら良いのでしょうか。

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◆どこの部位のけがをしているか、はっきりしている場合

基本的に、首から下は整形外科、上は脳外科となります。

また、明らかに創傷の場合は外科・形成外科を受診しますが、病院によっては乳児の受診を断られる場合がありますので、予め電話などで受診が可能か確認した上で来院した方が、「たらい回し」にされてしまうといった無駄な時間を省けます。

赤ちゃんがおもちゃで大量の出血した体験談

我が家の末っ子がハイハイをしていた時、運悪くお兄ちゃんのおもちゃの上に転んでしまい、眼球すれすれの場所が深く大きく切れ、大量の出血をしました。

夫は出勤後で私一人だったためパニックになりそうでしたが、「落ち着け落ち着け…」と自分に言い聞かせながら何とか止血し、長男次男を幼稚園バスに乗せ、とにかく急いで外科に行きました。「切り傷だから絶対に外科で大丈夫」と何の疑いもせず来院しましたが、受付で「0歳はちょっと…小児科に行って、紹介状を書いてもらって、総合病院で受診してください」と言われ、物凄くショックだったことを思い出します。

血が止まり切らない幼い息子を抱きしめながら、何とか小児科を介さず総合病院で受診できないものかと思い、直接総合病院に電話をしました。ケガの状況や乳児であったために近隣の外科に行ったが断られたことを説明し、どうにか診察してもらえないかお願いしましたが、「本日は予約でいっぱいなので、受診までに何時間かかるかわかりません」と断られたも同然の回答をされ、一瞬呆然としました。

しかし、近くの皮膚科で形成外科も診察していることがわかったので、その足ですぐに向かい、なんとか受けつけてもらえました。部分麻酔をしたうえで、7針縫う手術をうけました。形成外科ということもあり、縫い目は細やか且つ丁寧なもので、傷痕はほとんど残らないとのことでしたので、腕のいい医師のいる形成外科を受診できたことは、結果的に幸運でした。


◆部位がはっきりしない場合

特に転落事故の際は、どこのダメージが大きいのか、よくわからないことも多く、落ちた高さや場所によっては、臓器や骨の損傷の可能性もあります。

その場合は、問いあわせた上で、小児科・整形外科・脳外科などあらゆる事態にも柔軟に連携しながら対応できる総合病院を受診することをおすすめします。
万が一、出血がひどく止まらない時や意識障害がある場合などはすぐに救急車を呼びましょう。

さいごに

乳幼児の受診の際は、保護者ができる限り状況をしっかりと把握し、病院で詳細を的確に伝えること、小児科以外を受診する場合は予め乳児でも受付しているのか問い合わせること、また緊急時に困らないように、幅広い事案を想定して病院を選定しておくことの大切さを、身をもって体験しました。

あくまで私の経験談ではありますが、お子さんの緊急事態の時にお役に立てれば嬉しいです。

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