私は独身の頃、正社員として医療事務をしていました。医療事務をする上で必要なものとされているのが資格ですよね?CM、雑誌など色々な場面で目にすると思います。今回は医療事務の資格について実際に働いていた人間が感じたことを以下に述べたいと思います。
①医療事務の資格は取ったほうがいいのか?
はっきりいうと資格がなくても医療事務は出来ると思います。むしろ資格があっても、実際に働く診療科によってやることが異なるので実際の現場では必要ありません。これが私が働いてみて感じた正直な感想です。それに私が働いていたクリニックのパートさんは資格は持っていませんでした。資格を持っていたのは正社員のみでした。
ではなぜみんな資格をとるのでしょう?その理由は未経験者が就職しにくいという現実があるからです。医療事務は経験者が優遇される職業です。そのため未経験者は少しでも就職しやすくするために資格をとると考えられます。特に昔の私のように未経験者でかつ正社員で働きたいと思う人は資格が必須になってくると思います。
また資格を持っているとお給料が少し上がるので(資格手当てなど)持っていた方がいいとされています。医療事務はお給料が低いのでそういった手当てがあるとないとでは給与の面で大きく変わると思います。まあ実際の現場ではあまり必要ではないように思いますが。
②医療事務以外の資格で持っていた方が良いスキル
上記で現場では医療事務資格はあまり必要ではないと述べました。では誰でも出来るのか?というとそうではありません。実際の現場で重要視されるスキルがあります。それはパソコンスキルです。
パソコンスキルといっても会社の一般事務という能力ではありません。なぜなら医療事務は基本的にエクセルを使うことはないからです。一般事務のような情報をまとめるというような仕事はありません。よく医療事務の求人でワード、エクセルが求人条件だったりしますが、一般事務が出来れば医療事務として良いということではありません。
では何が必要なのでしょうか?それはパソコンの入力スピードです。医療事務はレセプトを作るうえで、患者さんの名前・住所・連絡先・保険番号などを入力します。これを正確に早く打つ能力が求められます。これを持っていると現場で楽をすることができると思います。
③医療事務資格の勉強の仕方
就職するために資格が必要だと先ほど述べましたが、どういった勉強がいいか述べたいと思います。まず、通信よりも通学が良いです。その理由は医療事務はやっていることが複雑だからです。それに資格は現場で必要ないので、実際の現場の話が聞ける通学のがいいと思います。特にレセコンを使って実際に入力ができるような通学があれば尚良いです。
次に医療事務の資格をとるための勉強法について述べたいと思います。まず必要なことは計算に慣れることだと思います。診療には一つ一つ点数が決まっています。その点数を組み合わせて、実際の試験では計算しなくてはなりません。そのため計算方法に慣れることが大事です。そして必ずINDEXをつけること!これが大事です。通信だろうと通学だろうと必ず診療の点数表はもらえると思います。それにINDEXをつけることでスピードが上がります。試験は時間に制限があるので計算スピードと自分が必要とする点数を見つけるスピードが大事になります。
他にも自分でノート等作るといいと思います。例えば手術のときは処置に関しては算定できないなどを書くんです。医療事務はややこしいことが多いです。カルテには書いてあるが、実際は算定できないというようなことがあります。そのような間違えそうなことをノートに書くだけで理解が深まります。
あとは練習問題をたくさん解くことで慣れることが大事です。皆さんきっと忙しい中で勉強しますよね?でもこの辺りは地道に勉強するしかないと思います。毎日少しずつ練習問題を解くことでだんだんレセプト作りが分かってくるようになります。
さいごに
医療事務の資格事情を述べましたがいかがでしたでしょうか?医療事務は長く働ける職業だと思います。そのための投資として資格というのも良いのかもしれません。この記事が医療事務について勉強をしている方に役に立てれば幸いです。
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