部下に仕事を任せきれない上司にストレス

私は今の仕事にやりがいがあると感じ、この仕事が好きだと感じているので転職を考えたこともありません。ただし、たったひとつの不満を除けば・・・なのですが。
私のストレス、不満の根源は直属の上司です。仕事の内容にとことんダメ出しをされることに「これぞストレス」と感じていました。

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お客さんへの提案内容で衝突。。

私はお客さんに対して「今度は、こんなふうに新しい試みをしてみませんか」と運営のメリハリがつくように提案をすること。更には、その提案が実現化するようにサポートすることを常に意識するようにしています。この場合の大変なポイントは提案の要となるアイディアを捻り出すこと。そしてお客さんをその気になせることの2つです。

上司は、私が所属するセクションの責任者ですから、私の業務を監督する立場でもあるわけです。で、お客様に見せる前の私の提案書に「この辺りは、どうなのかなあ」「ちょっとアイディアが奇抜すぎない?」あのですね、その辺りはお客さんと話し合いますから、平々凡々な提案書じゃインパクトが無さ過ぎてダメなんですよ。
毎回お伝えしてますが。でも、ダメ出しをしないと気が済まないらしく、「この提案書のことだけど・・・」とはじまります。興味を持ってもらわない限り、話が進まないんです。
話が具体化しないと、利益も上げられないんです。人の揚げ足をとってないで、ご自分でも提案したらいかがでしょう?こう思わずにはいられません。

しかも、この上司は嫌な人ではないんです。決して意地悪で私の提案書にダメ出しをするのではなく、単にセンスがないだけ。だからこそ、始末が悪いのでありました。
人格に問題があるなら、とことんやっつけたり周囲を味方につけたりとやり方はあったと思いますが、別に成敗したいわけではない。どう対処すべきなのか、忙しい合間に頭を悩ませてストレスを募らせていた毎日でした。

私がとった嫌な上司対策

それでもダメ出しを続ける上司に、私は抵抗するのを止めました。それは、上司のダメ出し通りに提案書を作り直すのです。元の提案書を多少アレンジすればいいだけなので、いちいち反論するともっと時間の無駄になると気付いたから。
でも、私なりの仕返しとして、クライアントには上司のダメ出し案と私のオリジナル案を2つ持参することを決めました。両方に目を通してもらい、お客様自身にジャッジしてもらうのです。もちろん、上司には内緒で。

結果と今の上司との関係

提案書を持参する場には上司は同行しないので可能だったのだと思います。そして、私の目論み通りになりました。2つの提案書を持参し始めて、私の提案が4戦4勝したところで上司からのダメ出しがストップしたのです。
そして、2つの提案から好きなほうを選べるということがお客様の満足度をくすぐり功を奏したのか、提案した内容は100%の確立で実現化するようになったのです。また、上司との不毛なやり取りの時間が短縮できるようになったので、仕事の効率もグーンとアップした気もします。

この間、約1年。いま思えば長い戦いでした。「そりゃそうだ!」と当然のことではありましたが、それでも上司が口を挟まなくなったので気分爽快!本当に清々しい気持ちで、以前にも増して仕事が楽しくなってきたのは言うまでもありません。
上司との関係も今まで通り。「この人って、本当に悪気が無かったんだなあ」と今更ながら思います。

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