共働きと専業主婦の両方とも体験しての感想

共働き専業主婦比較 共働きと専業主婦の比較

53歳、整体師(自宅で営業)5人家族ですが現在同居は4人です。現在は専業主婦寄りの生活をしています。全くの専業主婦というのはおそらくトータルで結婚期間28年中5年ぐらいです。

仕事を辞めて家でできるお仕事に

第一子に障害が発覚してから、栄養士の仕事(福祉施設勤務)を辞めて家でできる内職をしていました。仕事の内容は電子部品の小さなボルトをセメダインでくっつける仕事です。
当時バブル景気で仕事の量も多く内職なのにパートに出るぐらいの収入がありました。その代わり、1日中とうして仕事をしなければならず、やっと終わったと思うと次のが来て「これ、明日の朝までに」などということが多々あり、第一子は1歳ぐらいでしたが、全くかまってやれない状態でした。
しかし、全くの専業主婦であれば、まだ言葉の出ない子供と1日中いるわけで、社会と隔絶しているような生活だったろうと思います。少なくとも配達にくる人とは話をするわけですし、仕事の内容はどうであれ社会に貢献しているので、不思議と1人ぼっち感はありません。それになんといっても自分で稼いだお金なのでその分を堂々と使うことができます。

もとの仕事に復帰して分かった

今現在は障碍者の息子のために割く時間が無くなりましたので、自営で整体の仕事をしています。年齢的なこともありまして仕事を外に探すのが難しかった時に研修に行って自宅でできる効率のいい仕事と思ってクラウドソーシングのお仕事も始め今に至ります。
自宅で仕事をしていますので家事もお客様のいないときにやればいいので、内職で時間に追い立てられていた時よりは少し余裕があります。勤めに出ていれば着る物や、外での食事、交際費、交通費などがかかりますので、共働きするならこの方がいいいです。
共働きであっても、片方に時間的な余裕がないと家族をきちんと回していくことができなくなります。フルタイムで、専門職ではきっと私は体力も気力も持たなくて、いつも家族に対する不満や、仕事への影響ばかりきにして、金銭的な余裕はあっても、精神的な余裕がない生活になったのではないかと思います。

もし私が専業主婦だったらどうだった?

専業主婦は家族のための仕事をしているだけなので、やれて当たり前であって当たり前のような、感謝もされなければ、お金にもなりません。ましてうちは障害者がいるので何もしないでいるとますます一般社会において行かれる焦りが常にありました。
PTAや町内会の役員なども社会の一員としての仕事といえばそうですが、そこに報酬が発生することはほぼありません。こういうものに専業主婦だからやって当然でしょ的な空気があります。
それに収入も主人一人の方にすべてかかりますので、ぜいたくはできません。自然と節約生活になりますし、家事にかける手間暇は惜しむことなく気が済むまでできますので、そういうことへの不安はなくなります。あと我が家の場合に限るのでしょうが、家族の精神的な安定感はかなり違っています。

両方ともいいところも悪いところもありますが、基本的には女性もやりがいのある仕事をあきらめるべきではないし、これからの時代は、一人一人が経済的な自活をしていかないと回らない社会になっていくのではないでしょうか。

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