共働きの頃は、夫は不満が多かったと思います。だけど・・・

51歳の専業主婦です。現在は、夫と二人暮らしです。そして、結婚して子どもが6歳くらいになるまでは、共働きでした。なぜ共働きをしていたかといえば、やはり、経済的な要素が大きかったと思います。結婚したころ、夫が勤めていたのは、いわゆる中小企業でした。そして、その時に、夫は30歳を超えていたとはいえ、一人分の給料で生活することは不安だったのでした。そんなことから、結婚した時に仕事を辞めるとは思っていませんでした。

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結婚後の共働き生活の実際

結婚後、1年ほどで子どもが生まれました。そして、子どもを保育園に預けながら、仕事を続けました。子どもが小学生になり、わたしが仕事を辞めるまでは、共働きでした。その間、子どももいろいろと寂しい思いをしたことがあったと思います。
しかし、それは、夫にも当てはまっていたと思います。たとえば、その頃は、今とは違って、職場の忘年会などには、誰もが出席することが当たり前となっていました。そして、わたしがそのような会に出席するときには、夫は子どもと一緒に留守番をしていたのでした。

共働きだからこそできたこと

確かに、共働きというものは、経済的には余裕がありました。特に、わたしは公務員としてフルタイムで働いていたので、経済的なことで悩むことはありませんでした。子どもが小学生になるまでに、海外旅行にも3回ほど出かけることができました。
また、その間に、夫もわたしも車を買い換えました。そのいずれも、ローンを組むことなく、現金一括で支払うことができました。でも、精神的には、カツカツしていたと思っています。そして、時間に追われてもいました。

子供が独立して思う共働き世帯へのアドバイス

今は、子どもも独立し、夫婦二人の生活を楽しんでいます。子どもが小学生になって、わたしが仕事を辞めてからは、経済的には苦しくなりました。特に、子どもが高校生の頃から大学を卒業するまでは大変でした。それでも、夫に負担をかけたりすることを考えると、わたしが仕事を再開することは考えませんでした。

ただ、子どもにお金がかかる時期に、共働きをしないですんだのは、共働きの時に貯めたお金があったからこそだと思っています。今は、夫はまだ現役で仕事をしています。そして、夫が帰る時間までに、夕食の支度をしていられることは、幸せだと思っています。
結婚後の長い生活を考えると、共働きの間にお金をできるだけ貯めることが大切だと思います。ただし、共働きのために、心理的な余裕がなくなった時には、働き方を見直したほうがいいと思います。そして、家族の時間についても考えたほうがいいといえます。

親の代とは時代が変わっている!

私は、父が建具関係の自営業だった為、母は簡単な経理などを行うも、完全なる専業主婦でした。安定した公務員を辞め、父の自営をサポートする形で家に入った中での環境で育った為、男性は外で働き、家族を養い、女性は家を守る専業主婦と言うものが、当たり前の感覚でした。

実際、私が子供の頃の時代背景もあって、女性が社会にどんどん進出している感じもなく。専業主婦の方は多かった様に思います。それは、娘の授業参観日などの顔ぶれを見ると良くわかります。私が子供の頃の授業参観日は平日に行われ、90%以上が母親でした。

しかし今は、私の住んでいる地域は、平日には行わず、土曜日に授業参観日が行われます。その理由は、平日は仕事でいない人が圧倒的に多いからです。それだけ、女性がフルタイムやパートで働いている人が多いと言う事です。また、授業参観日の日は、母親だけではなく、父親も沢山、参加していて、家族への価値観もまた変わってきている様に思います。

結婚した当初は専業主婦だったけれど

我が家も、両親の環境もあって、結婚した当初は、妻は会社を辞めて、専業主婦として、結婚生活がスタートしました。また、その環境も私にとっては当たり前の光景でした。しかし、今の社会情勢であったり、景気と言うのは、毎年変わってくる時代です。また、終身雇用の時代では無くなりつつあります。

そして、まさかあの会社が倒産するとは。と言う出来事が、今では当たり前のニュースになっている今、どの業界に、どんな形で不況が押し寄せてくるのかわからない時代でもあります。私の父もきっと、不況の時期はあったにせよ、母が働きに出る事はありませんでした。私達も大丈夫だろうと思った時に、不況の嵐は押し寄せてきました。

しかも、タイミングも悪く、新居を構えて5年、二人目の子供が誕生した時でした。その不況は私の給料にも減給と言う形で現れてきました。来年こそは大丈夫、来年こそは大丈夫と、気がつけば、3年の歳月が経っていきました。このまま、劇的に景気が戻らないと言う事を夫婦で確認し、また、両親の今後の事も考えた結果、妻が働くと言う選択でした。

ただ、子供がまだ小さい兼ね合いもあります。フルタイムではなく、午前中であったり、午後だけと言う形で、働きに出る形となりました。私自身、両親を見て来た事もあり、自分一人で養えない悔しさは正直ありましたが、今の時代、年々、給料が昇給され、夏冬のボーナスもちゃんと出ている企業は一握りだと思います。

止むを得ず共働き家庭になるときに気をつけたほうがよかったこと

そういう中で、共働きを止むなく選択するご家族もいれば、女性が元々、仕事が大好きで、結婚後も不況云々ではなく、結婚後も社会復帰している人もいます。共働きへの価値観はそれぞれだと思います。ただ、共働きを選択するのも専業主婦を選択するのも、それぞれ、犠牲にしなければ行けない部分は、どうしても出てきます。

それはコミュニケーションです。共働きは経済的に、余裕が出てくる変わりに、すれ違いが多かったり、会社でのストレスを抱えたまま、家に帰り、子供にそういう疲れた姿を見せてしまったりしがちです。だからこそ、家では男性が女性がとは決めずに明るく振る舞う事も大切ですし、家族旅行でリフレッシュも良いと思います。でも一番大事なのは夫婦の会話です。子供もどんなに両親が忙しくても、夫婦の会話を聞いて安心します。週に1回でも、夜ご飯は、テレビを消して会話を楽しむ空間を作る事もとっても良いと思っています。

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