「うちの職場帰りづらいな~。。」
「定時にサッと帰りたい!」
「お迎えも、夕食の支度もある、1分1秒でも、貴重な時間なのに・・・」
帰りづらいブラック業種?!帰りやすいホワイト職種?!
転職視野のママも必見の帰りづらい職場の雰囲気を変える方法について見ていきましょう。
目次
帰りづらい職場の全体像を見てみる
まずは全体像について。
外国に比べ、働きすぎだと言われる私達日本人ですが、どれくらいの時間を働いているのでしょう。
まず、全体の労働時間をみてみましょう。
20歳~59歳の男女雇用労働者3,000名を対象にした、集計結果です。
1日の平均的な労働時間(※1)連合調べ
正規労働者は平均8.9時間
非正規労働者は平均6.4時間
では、次に”残業”について
「残業を命じられることがある」約6割(※1)連合調べ
では、なぜでしょう?
残業の原因は?
1位「仕事を分担できるメンバーが少ない」、
2位「業務量が多い」 (※1)
”人員不足” と ”業務の多さ” と言えば・・運輸業が、ここ数年で急激に、需要と供給のバランスが崩れ、他、外食産業も大手チェーン店で、正規のみならず、非正規労働者までもが、残業を強いられたり、劣悪な環境での労働の実態がニュースにもなりましたね。
他、業種によっては、残業の原因として多いのが、「取引先の要望に応える(納期等)為」という事もあるようです。
”帰りづらい職場”とは?
では、”帰りづらい”とは?”残業”と、明確に言葉として言われてはいなくても
定時になって「お疲れ様でした!」サッと席を立ち、帰宅しにくい雰囲気、空気を感じると、いう事ですよね。
先の調査にあるように、業務量、人員不足の他、売上、月末、納期、繁忙期など取引先や時期的な物も要因となっています。
延いては職場の人間関係に直結する問題だから、空気を読まざるを得ない訳ですよね。
日本人全体の労働実態は全部ブラック???
違うと思いませんか?業種や職種によって大きな差があるかと。
明確な残業ではなくても、サービス残業などを強いられ、圧力が多い所を、
”ブラック系” 残業が少なく、比較的帰りやすい所を ”ホワイト系” に分け、勝手にランク付けで下記の表にまとめてみました。
ぶっちゃけ!帰りづらい業種、職種はこの仕事!!
ここからは、あくまでも、私の独断と偏見?です。
私の40ウン年での職場体験や、私の身の回りの多くの過ぎ去った女性達、そして、現在の共働きのママ達の実体験の声に基づいております。
ブラック系(帰りづらい・残業が多い)
業種 ブラック系(帰りづらい・残業が多い)職種
メディア系 : 広告・映像・新聞・雑誌 営業・企画・制作・編集/AD、アシスタント
サービス系 : アパレル、飲食、小売、旅行業 販売員・ホールスタッフなど/商品開発・営業
金融系 : 銀行・証券・保険 ファイナンシャルプランナー・トレーダー・銀行員・保険外交員など
ホワイト系(帰りやすい・残業が少ない)
業種 ホワイト系(帰りやすい・残業が少ない)
専門サービス系 : 税、会計事務所・不動産 税理士・公認会計士・助手・受付・事務など
金融系 : クレジット・信販/ サービス系 事務・デスク / オペレーター・テレアポ
ブラック系とホワイト系業種を比べてみる
業界で統一なブラック系は、メディア、制作関連でしょう。職種に関わらず、長時間労働の所が多いです。
職種では、営業、販売関連がトップでしょう。
但し、同じ営業や販売関連でも、デスク系のコミュニケーター(営業)やテレアポになるとホワイト系が比較的多くなります。
同じように、電話関係の職種(オペレーター、コールセンター等)は比較的、定時で帰りやすいようです。
事務系では、勤務する企業や、担当部署によって大きく分かれます。
大手ならまだしも、中小企業になると、営業色が強い会社や、担当部署が営業事務になると、ブラック系になりがちです。
売上げを優先せざるおえず、締め間近から、仕事が増え、月末は残業続きなども。
一方、病院、不動産、税理士、公認会計士など専門系の事務職になると、ホワイト系が多く業種によって、かなり差があります。
自分の周りの環境改革!!帰りやすくする雰囲気!~最後の砦は転職?!
では、改善策を内閣府の調査から探っていいきましょう。
”残業削減に向けて効果的だと思う取組” より(※2)
計画的な残業禁止日の設定27.6%
短時間で質の高い仕事をすることを評価する26.9%
”担当がいなくとも他の人が仕事を代替できる体制づくり25.1%”
皆で協力して、声を上げ、自分の職場の ”働き方改革” やってみてはどうでしょうか?というのが内閣府の提案です。
当然ながら会社の組織的な変革が改善案として挙げられています。
個人で「私は早く帰る人です。」と陰ひなたにちょっとずつでもアピールして実践するのがいいのでしょうが、
それを実践できる環境と難しい場合とがあると思います。
これらの取り組みが全くなされないようなら、
最後の砦は、ホワイト系の業種や職種に転職というのも考えるといいかもしれません。
今一度自分の生活と将来をみたときに経済的にも仕事の面でもどうしていきたいのか、
考えるいい機会としていきましょう。
引用元
(※1):連合より(日本労働組合総連合会)20歳~59歳の男女雇用労働者
(正規労働者・非正規労働者)3,000名の有効サンプルを集計結果労働時間に関する調査
2015年1月16日
(※2):内閣府 男女共同参画局、仕事と生活の調和推進より
平成26年5月ワークライフバランスに関する個人・企業調査
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