【35歳主婦】共働きで家庭が荒れた、両親の思い出

現在、35歳の主婦です。主婦ではありますが、SOHOでWebライターの仕事もこなしているので厳密な意味での「専業主婦」ではないかもしれません。ですが、自分自身ではやはり私は専業主婦、と思っています。

専業主婦といっても様々なのにネガティブに見られるのは心外!

私には2歳上の夫と幼稚園児の子どもがいます。夫は技術職で一日の殆どを会社や現場で過ごしていますし、長・短距離の出張もたびたびあります。そして子どもは園に行っているものの、まだまだ目が離せない年頃です。

この状況で、私が専業主婦の域を脱して外に働きに出る、いわゆる共働き家庭に転向する、というのは真実味がありません。と言うよりリアルに、私は家庭にいることを必要とされているのです。

時々、専業主婦をバッシングするようなニュース記事やネットのコラムを見かけることもありますが、専業主婦と一口に言っても生活形態は様々です。一概に、ネガティブなレッテルを貼られるのは心外としか言いようがありません。

私が兼業主婦にならない理由

私が兼業主婦を志さないのは、自身の実母と言うモデルケースを目の当たりにしていたからです。寿退職をした後、彼女は私が小学生高学年になるまでは完全に専業主婦でした。その後、新たに資格を取り直して再就職を果たしたのですが、今その頃の実家の風景を思い出すと、「荒れていたな」という感があります。

もともと行き届いているとは言えない家事がさらにずぼらになり、食事は私が作ることがたびたびありました。幼かった弟はよく寂しがって泣いていましたし、私はどこへぶつけたらよいのかわからないフラストレーションをふつふつと持て余していました。そして何より、母親自身の仕事のストレスぶりが半端ではなかったのです。

しょっちゅう「もうダメだ」などとヒステリーを起こして泣いていました。顔色は常に悪く、いつもぶつぶつとネガティブな事ばかりを口走っているのです。父は父で、相変わらず仕事一筋で家庭など顧みません。

果たしてこんな風景が、温かい家庭と言えるのでしょうか?確かに自分のキャリアを復活させた、母の心意気は尊敬できるものではあります。ですが、犠牲になった部分を考えると本当に正しかったと言えるでしょうか。

共働きだと逆にお金が貯まらないし家庭も荒れることを経験したから思うこと。

共働きになってから、確かに両親の収入は大幅に上がったと思います。ですがその分、出来合いの食品を購入したり、洗濯できるものを使い捨て製品に移行したりと、「共働きであることによる支出」もまた増えていたと思います。何より、家庭の荒れこそが一番の痛手だったのではないでしょうか。

この思い出を振り返るにつけ、私自身は共働きの家庭に移行したいとは思いません。少なくとも、子どもが中高生になって自身の世界を構築するまでは、一人で留守番させたりすることはできないと思います。そして、自分に時間と心の余裕を持ちつつ、子どもに対峙したい。その考えから、バランスを取りつつ、のメイン専業主婦業にいそしんでいます。

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