離乳食の必要性と始めるタイミングについて教えます!

子育て
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離乳食のタイミングは?


離乳食は、生後5、6ヶ月に開始するというのが厚労省の指針です。
ですが、みんながみんな生後5、6ヶ月に開始するわけではありません。
それぞれのペースがあります。
重湯から初めて、下痢をしたり、湿疹が出たりなど悪い影響があった場合は、無理せずにやめましょう。
1週間、10日あけて再開すると大丈夫になっている場合もあります。
一番良いのは、病院で相談することでしょう。

離乳食の移り変わり

離乳食に関して親世代からよく聞かされるには「白湯を飲ませる」「果汁を飲ませる」などです。
育児のセオリーは10年ごとに変わると言われています。
生後3か月からオートミールの離乳食を与えることが推奨されていた時代もあります。
かといって、過去の子育てを頭ごなしに否定する必要はありませんが、せっかく最新の育児方法が便利に簡単に手に入る時代なので、自分で良いと思うものを取捨選択していけばいいでしょう。


赤ちゃんに与えてはいけないもの

1歳前に離乳食を始めるとアレルギーの原因になるという説もあるようですが、そこは食材や体質にもよりますから、子供の様子をよく見て進めましょう。
1歳前に決して与えてはいけないものの筆頭はハチミツです。
栄養豊富で美容や健康にいいイメージのハチミツ。
砂糖より子供に向いているような気がしてしまいますが、1歳前の赤ちゃんには与えてはいけません。
はちみつにはボツリヌス菌芽胞が含まれており、1歳未満の腸はまだ未熟で短いため、ボツリヌス菌芽胞が消化管で死滅されずに吸収されてしまいます。
症状は便秘、麻痺、全身の筋力が低下する脱力状態などの症状が現れる『乳児ボツリヌス症』を引き起こし、体調によっては麻痺が残ったり死亡してしまうこともあります。
ボツリヌス菌の芽胞は高温に耐えるため、加熱調理では除去できません。

離乳食の必要性は?

離乳食は「飲む」ことから「食べる」ことへ移行していくための練習段階です。
白米で言うと、ほとんど水分の状態の「10倍粥」と呼ばれるものから始めます。
糖質に慣れたら、野菜、続いてタンパク質(白身魚や豆腐)も、ゆでたものをすりつぶし、どろどろにした状態のものを1口から始めます。次の日は2口…そのようにして徐々に赤ちゃんの体に慣らしていくことが必要です。

日本ならではの事情も!

日本にはゴボウなど繊維質の多い野菜や、生卵、生魚を食べるという食文化があります。
腸が完成していない赤ちゃんはこれらのものを食べることができないため、普通の食事とは別に食事を要する必要があります。そのため手作りの離乳食が当たり前、というのは日本独自の文化のようです。
海外では離乳食はインスタントや市販のベビーフードが一般的です。
また、国によっては大人の食べ物に少しアレンジを加えるだけで簡単に子供も食べられるようになるところもあります。
最近は日本でも市販のベビーフードが豊富に売られています。
上手に使って、育児ストレスをためすぎないようリラックスして離乳食生活を楽しみましょう!

この記事のまとめ

・離乳食の開始時期は一般的に5~6ヶ月であるが、赤ちゃんの健康状態などを優先し、遅らせることがあってもよい。
・離乳食のセオリーは時代と共に変遷するので、最新の情報を入手し、取捨選択して赤ちゃんに合った方法を模索しよう。
・「はちみつ」のように、1歳未満の赤ちゃんに与えてはいけない食材もあるので、注意が必要。
・赤ちゃんの体に徐々に食べ物を慣らす移行期間として、離乳食期は大切である。
・日本では独自の食材があるため、離乳食の手作りが根付いているが、欧米のように市販のベビーフードもうまく活用し、ストレスの少ない育児を楽しもう。

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