出産を迎えて、いざ育児をしてみると時間の感覚が無くなってしまうほど忙しいものです。そんな中「乳幼児健康診査」というものが月齢に合わせて、お住まいの市区町村で実施されますが、ご存知でしょうか?
今回は、この「乳幼児健康診査」について説明します。
乳幼児健康診断とは?
既に一人目のお子様のいらっしゃるご家庭の方は、聞いたことがあると思います。
乳幼児健康診査とは、お子様の成長・発達を見守るために実施されるもので、対象の月齢になると、健診日の約1ヶ月前には、市区町村役場からお知らせが届きます。お知らせと一緒に、問診票が入っていますので、あらかじめ記入しておき当日提出します。健診の結果を問診票に担当の職員さんが記入していくという流れです。
健診に必要なものは?
健診に持っていくものは、お知らせの内容に記入してあると思います。
しかし、実際に準備しておいた方がいいものがいくつかあります。
まず、必ず必要な物は、記入済みの問診票と母子手帳です。
妊娠中から健診日までのことがよくわかりますので、必ず持っていくようにしましょう。
この他に準備しておいた方がよいものは、月齢によってもかわってきますが、診察待ちも間は裸にして待機しなければならないところもありますので、バスタオルやおくるみなどがあった方が便利です。また、お茶やちょっとしたおやつ、おもちゃがあると助かります。長い待ち時間ですので、お腹がすいて機嫌が悪くなってしまう子もいます。また、いろいろなアドバイスをもらえたりもするので、メモ用紙と筆記用具をもっていくといいでしょう。
健診内容は?
健診といっても、実際に何をするのか?と疑問に思われる方もいらっしゃると思います。月齢別に、主に何をするのかご紹介します。
まずは初めの1週間、1ヶ月の検診です。
母さんとお子様の体調や成長をみられます。お母さんは、子宮復古状態をチェックされ、お子様は体重などの測定をして退院後の生活を聞かれます。お母さんに抜糸が必要な場合はこの健診時に行います。
次は3・4ヶ月目の検診、集団健診です。成長・発達を調べます。その他に、ブックスタートといい、絵本の読み聞かせを始めるための説明を受けたり、本をプレゼントしてくれたりします。他にも、6ヶ月ごろから始める離乳食の作り方や栄養分の説明、離乳食の試食などがあるところもあります。長時間かかりますので、お気に入りのおもちゃを持っていくと助かります。
次の7ヶ月健診は小児科のある指定された病院で行います。成長・発達を確認し、気になることは相談しましょう。予約が必要な場合や、健診の日程が決まっている場合がありますので確認が必要です。
1歳半で行われる検診も集団健診です。成長・発達を調べます。その中でも、言葉がどのくらい出るか、月齢に合った遊びができるかなどを確認されるところもあります。また、歯科検診もあります。ブラッシング指導や、フッ素塗布もしてもらうこともできたりします。
最後の3歳児の検診も集団健診です。成長・発達を調べます。視力検査や聴力検査、尿検査などもあります。また、歯科検診もあり、ブラッシング指導を受けることができます。
さいごに
健診の中で、病気が見つかることもあります。成長発達段階を、きちんと小児科の医師などに診察してもらえるので、異常の早期発見や、相談に対する的確なアドバイスももらうことができます。健診は無料ですので、きちんと受けるようにしましょう。
この記事のまとめ
・乳幼児健診は、住んでいる自治体が主体となり、子どもの年齢月齢に合わせて成長や発達を調べるために行われている。
・健診時の持ち物は、母子手帳や問診票、筆記用具などや、長い待ち時間を想定して、子どもが飽きないためのグッズも準備した方が良い。
・健診は、こどもの月齢や年齢に応じて検査内容が異なる。また健診は無料であり、病気や成長が順調かどうかなども医師により診察、アドバイスを受けることもできるので、きちんと受けるべきである。
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