感染症を予防するために!1歳までやっておきたい予防接種について!

子供病院 子供の病気

子どもを産んだ経験があるママは知っているかもしれませんが、
赤ちゃんが産まれると産院で予防接種について説明があります。

正直なところ何も知らないままでは、
受ける予防接種の種類が多すぎて悩んでしまいますよね。

そこで今回は1歳までに済ませておきたい予防接種について
まとめてみました。

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予防接種をする意味は?

子供病院
種類も多くて、お金も時間もかかるしわからないから面倒くさいと思われがちな予防接種ですが、赤ちゃんの感染症を予防する上でとても重要です。大人がかかっても平気な感染症でも、抵抗力が弱く未熟な赤ちゃんにとっては命にかかわることもあります。赤ちゃんの命を守るためにも予防接種は必要です。

自費の予防接種の種類は?

B型肝炎ワクチン

母親がB型肝炎キャリアの場合は産院での指導がありますが、キャリアではない場合は受けたほうがいいのか悩みますよね。小児科の先生は“保育園など集団生活の場ではB型肝炎の子の唾液などから感染する事例もあるから受けたほうがいいと思う”とのことでした。

ロタウイルスワクチン

初回接種は生後2か月(生後14週6日までが望ましい)です。時期を過ぎてからの接種は腸重積などのおそれがあるため受けられません。ロタウイルスに感染すると下痢やおう吐などの症状があり赤ちゃんは衰弱していきます。最悪死に至ることもある恐ろしい病です。ぜひ受けておきたい予防接種のひとつです。経口ワクチンなので接種が終わってから吐き戻してしまったときなどの為、30分ほど病院で待機します。

公費の予防接種

ヒブワクチン

ヒブ髄膜炎の予防ワクチンです。生後2か月から接種を受けます。
同時接種するものが他にもあるので確認しておきましょう。

小児肺炎球菌ワクチン

生後2か月から接種します。B型肝炎、ロタウイルス、ヒブ、小児肺炎球菌の4つは同時接種ができます。2歳以下のこどもは肺炎球菌に対する免疫がほとんどありません。肺炎球菌になると重症化し、髄膜炎、敗血症などさまざまな病気を引き起こします。

四種混合(DPT-IPV)ワクチン

ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオの4種類のワクチンが混ざっています。数年前はポリオが生ワクチンだったため三種混合でしたが、2012年からポリオが混ざった四種混合が導入されました。どの病気も赤ちゃんがかかると重症化しやすく命を脅かす病です。
3か月からの接種で、B型肝炎、ロタウイルス、ヒブ、小児肺炎球菌、四種混合の5つを同時接種します。

BCGワクチン

“はんこ注射”と言ったほうがわかりやすいかもしれませんね。
5か月から接種するスタンプ方式の予防接種です。BCGワクチンは結核を予防するワクチンです。結核は昔の病気と思われがちですが、国内でもまだ2万人以上の方が毎年結核にかかっています。芸能人が結核になったのも記憶に新しいですよね。生後11か月までは定期接種(公費)で受けられるので必ず受けましょう。


予防接種とは、自分の子供の命を守るための前もって出来る唯一の対策です。
残念ながら、日本ではまだ公費で受けることができない予防接種もありますが公費でも自費でも抵抗力の弱い子どもにとって受けたほうがいいと思うものがあればどんどん受けましょう。
その中でも1歳になると受けられる予防接種のなかでもオススメのものをご紹介します。

水痘(水ぼうそう)ワクチン(公費)


水ぼうそうは自分もかかったことがあるし、大したことなかったからいいかなーなんて思ってあなた、相当甘いです。水ぼうそうの本当の怖さは合併症にあります。
水ぼうそうそのものが重症化することも稀にありますが、水ぼうそうが原因で肺炎、気管支炎、細菌感染症などの病気になってしまうことも。中には髄膜炎や脳炎などの病気にかかってしまうこともあるのです。母親が水ぼうそうにかかったことがなければ、産まれてきた子どもは母親から免疫をもらっていません。もし免疫をもらっていたとしても、免疫は一時的なものなのでワクチンを接種できるようになったら早めに打つことが望ましいです。

MRワクチン(公費)

麻しん、風しんの混合ワクチンで、1歳の誕生日プレゼントと言われるくらい大切なものです。麻しんは感染力が強く、手洗いやマスクで予防することができません。39度以上の発熱をすることもあり、1000人に1人の割合で脳炎を発症する恐ろしい病です。
風しんは三日はしかとも言われています。2012年~2013年には未接種者を中心に大流行しました。風しんと言えば点状の紅斑(発疹)ですが、発疹が出ていた場所が色素沈着をしてしまうこともあります。MRワクチンは小学校入学前にもう1回接種します。


おたふくかぜワクチン(自費)

おたふくかぜも聞いたことがあるという方が多いですよね。耳たぶの下の腫れ、発熱、おう吐、頭痛、全身倦怠感などが見られます。幼児~小学校低学年がかかりやすくなっています。
感染方法は飛沫感染で、保育園などに行っているお子さんがいる場合はすぐに受けさせてあげたいワクチンのひとつです。MRワクチン、水痘ワクチンとの同時接種もできるのでかかりつけの先生に相談してみてください。

さいごに

いかがでしたか?
他にも季節性のものとして、インフルエンザワクチン(自費)もありますね。
他のワクチンとの同時接種も可能なので毎年受けましょう。
また、子どもがかかってしまい、それが大人にも感染してしまうこともあります。大人が感染すると重症化するものもあるので、積極的にワクチン接種をしましょう。

1歳までうけなければいけない予防接種はたくさんあります。免疫をきちんとつけるためにも予防接種の決められた回数は必ず守りましょう。体調が悪いなどで接種時期が遅れた場合は接種を諦めるのではなく、小児科の先生に相談してスケジュールを組みなおしてくださいね。

この記事のまとめ

・予防接種は、子どもの命を守るため、積極的に受けるべき。
・水痘は合併症になりやすく、重症化の恐れがあるため、早めに接種するべきである。
・MRワクチンは、1歳直後に摂取できる、麻しんと風疹の混合ワクチンであり子どもにとって非常に大切な予防接種である。
・おたふくかぜは飛沫感染であり、感染しやすいため、集団生活をする場合は早めにワクチンを接種した方がよい。
・子どもの感染により、大人が感染し重症化の危険性があるため、子どもの予防接種は積極的に行うべきである。

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