5歳の息子が鼠径ヘルニアの手術をしました。
実は4ヶ月の時も同じ手術を受けました。
何もわからないまま連れて行かれ手術が終わった前回と比べ、話の出来る5歳児です。
入院や手術が怖いと言って、診察の時から泣いていましたが、なんとか無事に終わりました。
今回、どのように鼠径ヘルニアがわかったか、手術確定までの話をします。
鼠径ヘルニアとは?
鼠径ヘルニアとは足の付け根である鼠径部に赤ちゃんの時はみんな空いている穴があり、男の子は陰嚢が下りたら自然と塞がるのですが、それが塞がらず穴が開いたままになっていて、そこから臓器があるべき場所から飛び出す事を鼠径ヘルニアといいます。
腸が出る事から脱腸ともいいます。
今回先生から受けた説明では、大腸は体内でほぼ固定されるため出てくるのは流動的な小腸が多いようです。
どうやって鼠径ヘルニアだとわかったか?
我が家は4ヶ月で一度やっているのもあり、鼠径部の膨らみを見てすぐに怪しいなぁと思いました。
5歳になり、お風呂上がりも自分で身体を拭くようになり、気付くのが少し遅れたかもしれませんが、たまたま私が拭いてあげている時に鼠径部に違和感を感じました。
片側の鼠径部に膨らみを感じ、触ってみると柔らかく、上に押し戻すようにしたら無くなりました。
嫌な予感しかしませんでした。
息子自身も気になっていたのか、出てくると自分で触って戻すようになっていました。
その後、注意して見ていると泣いている時にもぽこっと膨らんでいました。
急いでかかりつけの小児科で紹介状を書いてもらい、小児外科手術をやっている隣の市の大学病院を受診しました。
かかりつけの小児科での反応は鈍く、「陰嚢が降りてきてなくて、流動的に動いてかも?」と言われ、更に混乱しました。
(鼠径ヘルニアより停留陰嚢は男性不妊の原因になると言われたので‥)
大学病院の先生は、ぱっと見て「鼠径ヘルニア」ですね。という感じでした。
大学病院の小児科の先生は物腰が柔らかく、優しい雰囲気でした。
やはり鼠径ヘルニアは小児外科手術では多く、20人に一人くらいの割合でいるようです。
息子のように左右両側なるのは稀ですが、こちらも10%ほど起こる可能性があります。
(そう言われると、前回手術の歳に逆も起こる可能性がありますと言われていました‥)
新生児なら自然に塞がるかもしれないため、様子を見てもいいのですが幼児になると自然治癒の可能性はほぼないため、手術が決定しました。
小児外科の手術で多いせいもあるのか、手術は予約がいっぱいですぐには出来ませんでした。
親としては、嵌頓(臓器が出ている状態で穴が閉まっていき、押し戻せず血流が悪くなり臓器が壊死してしまう)の危険性があったため、早く手術をお願いしたかったのですが、受診日から1.5ヶ月先が手術日となりました。
小児病棟に入院するため、保育園や幼稚園、家族内に感染症(はしか、インフルエンザ、おたふく、水ぼうそうなど)の人がいると入院出来ません。
そのため、体調管理が一番の課題でした。
また、「入院」「手術」がぼんやりとわかり、痛い事をされるんじゃないかと怖がる息子のメンタルをフォローする事に注意をしました。
入院から手術までに続きます。
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