赤ちゃんのわきの下や肘の内側に「いぼができてる!?」と思ったら、それは水いぼかもしれません。感染力が非常に強く、あっという間に体中に増えていきます。家族で水いぼ患者が出ると伝染するので注意しなければなりません。今回は水いぼの治療法とおうちで気を付けることについてご紹介します。
水いぼとは?
水いぼは伝染性軟属腫ウイルスが原因で起こります。
水いぼの中にはウイルスが入っているため、かき壊したりすることでウイルスが拡散します。ウイルスのついた手であちこち触ってしまうので水いぼが増えてしまうのです。
赤ちゃんも水いぼに罹りますが、2~6歳くらいの子どもが多くかかります。保育園や幼稚園などで感染することが多いです。
水いぼは直径1~3mmくらいの大きさで、白色でぽつぽつしています。大きくなるえんどう豆くらいの大きさになることもあるようです。数は増えるので、数十個にもなることがあります。
首やわきの下、肘の内側、ひざの裏などにできることが多いです。放っておいても1~2年で自然治癒することもありますが、他の人へ感染するので早く治療するべきですね。
水いぼの治療方法は?
水いぼの治療は以下の3つです。
■特殊なピンセットで取り除く
一般的な治療法です。
水いぼをとるピンセットは先が丸くなっており、水いぼをつまんだら中にあるかたまりを出すことができるようになっています。この方法は痛みもあり、出血するので子どもは嫌がることもありますが、一番確実な方法です。だいたい1週間に1度通院して水いぼをとってもらいます。
■イソジンを塗る
痛みを伴わずに治療できます。
イソジンを綿棒の先につけ、お風呂上がりで清潔にした水いぼに塗っていきます。赤ちゃんがパタパタ動いている中で、ひとつずつ塗っていかなければいけないので大変です。しばらくすると、水いぼの中のかたまりが浮いてきてポロッととれます。このかたまりにはウイルスがたくさんいるので。直接手で触れないようにして捨ててくださいね。だいたい2、3日でとれるので、慣れているママはこの方法で対処している方も多いです。
■ヨクイニンを飲む
ヨクイニンは漢方ですね。いぼ取りに効果があると言われ、子どもから大人まで飲むことができます。赤ちゃんには漢方は飲みにくいので、ハトムギ茶がおすすめです。
水いぼ おうちで気を付けたいこと
水いぼは感染力が強いため、家族が水いぼになったら気を付けなければいけません。
まず、タオルや衣類は共用せずに別々のものを使います。
水いぼが出ている人との入浴は避け、兄弟がかかっているときは別々に入ります。体を拭くときはゴシゴシこすると水いぼが広がってしまうので、タオルを優しく押えて水分を吸い取るようにしましょう。
また、お出かけの際にはプールや公衆浴場などは避けましょう。
さいごに
いかがでしたか?
夏のプールで水いぼに感染することが多く、赤ちゃんも注意が必要です。赤ちゃんは自覚症状のないことが多いため、そもそも治療をしない病院もあります。「他の人に感染するから早く治したほうがいい」と言う先生と、「免疫ができれば1、2年で自然治癒するから治療しなくてもいい」という先生に分かれます。どちらにするかはママ次第。兄弟がいるとうつってしまうことがあるので、慎重に考えてくださいね。
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