薬疹って聞いたことありますか?赤ちゃんでも内服薬を飲んだ後になってしまうケースがあります。馴染みがないだけに突然なってしまうと慌ててしまうことも。ママの知識として頭に入れておきましょう。今回は薬疹の症状と気を付けたい薬についてご紹介します。
目次
薬疹とは?
薬を飲んだり、注射をした後に赤い発疹が出ます。薬疹は薬に対するアレルギー反応と言われており、薬の成分が体の中に残っている間は発疹が出続けます。
発疹の大きさや場所などはさまざまで、全身に出るときもあれば、一部しか出ないときもあります。また、痒みを伴うことも多く、ひどいときには発熱したりリンパ節が腫れ痛むことも。ウイルス性の感染症も似たような症状が出るので、間違われることもあります。
薬疹を引き起こしやすい薬
風邪薬や、解熱鎮痛剤、抗生物質、抗てんかん剤などが引き起こしやすいと言われています。
しかし、薬疹はどの薬でも起こりうるものなので、内服後数時間は異変がないか様子を見ていてくださいね。アレルギー体質の子は薬疹を引き起こしやすいとも言われているので、特に注意が必要です。
薬疹の治療法は?
原因となっている薬を中止します。痒みがある場合は抗ヒスタミン剤やかゆみ止めの塗り薬が処方されます。薬を中止すると薬疹の症状が改善します。しかし、次に服用したときに症状がひどくなることもあるのです。そうなってしまった場合はステロイド内服薬による治療を行います。薬疹が出たあとに違う内服薬が処方されても「また出るんじゃないか」と不安になってしまいますね。しかし、赤ちゃんのことを親が心配するのは当たり前のことです。不安があるときはお医者様に相談してくださいね。
薬疹が出たあとの対処
薬疹の原因の薬は避けよう
そのまま使い続けるのは危険なので、薬疹が出たら薬を変えてもらいましょう。
薬には卵の成分が含まれているものもあります。そのため、卵アレルギーも持っていると薬疹が出やすいのです。アレルギーがあるときは必ず伝えてくださいね。
お薬手帳を持ち歩こう
薬疹を引き起こした薬の名前は忘れないようにしましょう。赤ちゃんも小児科だけでなく、耳鼻科や皮膚科などほかの病院に行くこともありますね。そのときは、お医者様に必ず「この薬で薬疹が出た」と伝えましょう。お薬手帳に記入しておくと、万が一病院で伝え忘れていても、薬局で気づいてもらえます。お薬手帳は必ず持ち歩いてくださいね。
市販の薬を買うときは薬剤師さんに相談しよう
薬の名前は違っていても、成分が同じであれば薬疹は出ます。素人にはわからないので薬のプロに聞いてから購入するようにしてくださいね。
さいごに
いかがでしたか?
勘違いされている方も多いですが、薬疹は初めて飲んだ薬ではなく、今まで“飲んだことのある薬で発症”します。薬疹が出るのは服薬を始めてから2~3週間後が多いです。薬を飲み始めてから数週間経っているので、薬が原因と思っていない方がほとんどです。薬疹は他の病気と症状も似ているので、自己判断せずに必ず受診しましょう。
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